公務員のお父さんが引退した時のメールで、もっと頑張ろうって思ったんだ

ぼくは現在25歳。父は今もう還暦間近だ。そんな父はもともとは国家公務員だったのだけれど、つい先日「引退したよ」という連絡がきた。ああ、もうそういう歳なのか…としみじみと感じた。

同時に、ぼくも年取ったなあ…と。父がぼくを授かったと同じくらいの歳にぼくも父親となってて。なんか感慨深く感じるような。

で、そこで父にこういうメールを送った。「お疲れ様。よかったら島原に旅行に来ない?プレゼントするから」と。そこできた返事を見て、ぼくはもっと頑張らないといけないなって思ったんだ。

引退したお父さんは第二の就職をしようとしている

ありがとう。でも今はまだ就職期間だからちょっと落ち着いたら行かせてもらうよ。

こんな感じのメールが父からきた。このメールを見て「え?また就職するの?」と思ってしまった。でも、今ってもしかしたらこういう時代なのかもしれない。年金給付は遅れていく一方だし、その空白期間を埋めるためのお金ってけっこうかかる。

もちろん、父のことだから蓄えはあるはずだけれど、ぼくは思った。「あんだけ頑張ってここまで育ててくれたのに、まだ頑張らないといけないのか」と。同時に、ぼくはこれでいいのだろうか?と。

正直にいえば、10代のぼくは全然感謝してなかった

10代のころのひねくれてたぼくは、当時親に全然感謝の念を抱いてなかったし、尊敬もしてなかった。今もひねくれてはいるけれど。でも自分も父親を経験した21歳、そして2回目の現在は両親に相当頭があがらない。

  • 子育ての大変さ
  • 自分以外の誰かのために頑張るということ
  • そしてそれを約20年間続けること
  • からだの弱い子供を持つときの心境

これを理解し、体験したからだ。さらにぼくの両親は、アレルギーのお化けと呼ばれるぼくを授かったから、もっと大変だっただろう。そしてひねくれまくっていうことを聞かなく好き勝手やってたぼくをずーっと想ってくれていたわけだ。

今ならいかに大変だったか?が自分ごとのようにわかる。その重圧も、わかる

この先20年以上、頑張るってどういう気持ちなのだろうか

もちろんそれは本人次第だし、単純に働くのが好きなのかもしれない。けれど、引退したあとにセカンドライフではなく、セカンドワークが待ってるってなんかしんどそうだなって。

そうなるとぼくが生まれてからずーっとお父さんは誰かのために頑張っていることとなる。自分でやりたいこととかもきっとあるはずだ。それもすごいことなんだけれど、ぼくはお父さんに少し休憩してほしい。頑張りすぎな感じがするのだ。

それはぼくがとことん働きたくない人だからってのが強いからなんだろうけれど。でもぼくは知ってる。父が働くことがそこまで好きではないってことを。たまに帰省したときに「ゆうき、お前は好きにやれ。俺みたいに仕事漬けになるな」と言っていた。

そんな父も、若いころはいろんなことに挑戦して、失敗して、どこかの屋上で野宿生活したりしてた過去があることも知っている。本当は、すごく自由に生きたい人のはず。

でも、ぼくと姉が生まれたことでそのときから父親と母親の時間はぼくらのために使われることとなった。

ぼくは、両親になにかしてあげられたのだろうか?

ぼくは、好きにやらせてもらっていた。常識を重んじる家庭環境だったから、それに反発してとことん好き勝手に。両親はそんなダメ息子のぼくをそれでもいざというときに守ってくれていた。

  • 高校で不登校になったときも
  • テニス選手になりたい!と言っていたときも
  • 大学をやめるときも

いつも最初は怒られてたけれど、最後は「好きにしろよ」と背中を押してくれてた。ただ、今思うとぼくはそんな父母になんかしてあげたことあったかなと。

たぶんこれを本人にいうと「お前が元気でいればそれでいい」と言ってくれるのだろうけれど、そしてぼくは今日も元気に生きているけれど、それだけでいいのだろうか?ぼくは、なにか両親にしてあげたことあったかな。

ぼくのために使ってくれた金と時間分、なにかお返しできてるのだろうか?

お前も子供のために必死で生きればいい

と言われそうだ。

でもそれはもう当たり前だ。子供は18歳までは必死に守る。それ以降は好きにしてちょーだいってスタンスだけど。親である以上、子供がある程度大人になるまでは守る。これはもう絶対だ。

子供はとてもかわいい。昔はこんな自分が子供好きになるとは思ってもなかった。目に入れたら痛いけど、なににも代えがたいものだ。血が繋がってるってこういうことをいうのかわからないけれど、初めて心からの愛情というものが自分の中に芽生えている。

きっとぼくの父親も、こういう感情でいたのだろう。口には出さないし、基本ぼくの全てに否定的だったけれど、愛情の裏返しなんだろう。今はなんだかわかる。すごく。

今度はぼくがその愛情に報いるときなんだろう。きっと。

今度はぼくが、両親を守れるようになろう

子供と相方が最優先ではあるけれど、両親もろとも守れるくらいの力を身につけないと!と気合が入った。「引退したのに就活」なんてさせて申し訳ないなって感じたからだ。もちろん、働くのが変ってことではなく、そんなことしなくても食えるように防衛線をはっておきたいってことだ。

守ってくれた分、まもりたいなと。ぼくの家族3人分だけでなく両親含め5人程度なんて余裕で養う力がほしい。経済力もそうだし、他の力もほしい。

今は自分の家族しか守れないけれど、3~5年後、つまり30歳になるまでには全員面倒見れるレベルになろう。今親は60だ。ぼくが30歳の時点で守れるようになっていれば、そのあと30年。そうだな、両親が人生を全うするまでは自分の時間を最大化させてあげることはできそうだ。

もっと海外とか行かせてあげたいし、旅行だってそう。

ぼくにやってくれたお金も時間も愛情もすべて恩返しできるならしたいものだ。30歳になったら、そんくらいできるようになってないといけないな。父親にそれができたならぼくにもできるはず。

親子の関係ではなく、同じ大人のひとりとして守っていきたいと思う。

いろいろ人生ってしんどいけれど、生を授けてくれてありがとう….と大人になった今は本気で感じる。もっと頑張ろう。まだまだできるはずだ。

もちろん、自分自身が幸せであることも前提として。

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