《寄稿》「日本すごい思考」からアジア最貧国ネパールで「日本やばい思考」になった僕は超幸せ者

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出典:http://kei-lmnop.com/profile/

ぼくの主催しているヒキコモリズムの在宅で稼ぎちらかすサロンのクルーはなぜかグローバルだ。ドイツ在住だったりオーストラリア在住だったり外資系の人だったりアメリカ留学してたアーティストだったりがいる。

そしてそのグローバル組のひとりネパール在住のKeiさんから、外から見た日本へ言及した記事をいただいた。いや、貴重だ。ぜひぜひ、海外から見た日本に関して考えて欲しい。ではではどうぞ。

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ナマステ!

ネパールで青年海外協力隊として活動しているKeiです。僕は大学生の時、オーストラリアに留学していました。 そこで一番感じたのは「日本ってすごいな!」ってこと。 生まれて初めて日本人であることを誇りに思うようになりました。 ところが、今いるアジア最貧国のネパールで思うこと。 それは「日本ってやばいな…」ということ。

要は「日本すごい思考」だったのに、「日本やばい思考」になっちゃったわけです。 そう思うようになった理由を書いていきます。

オーストラリア留学で日本のすごさを知る

大学時代のオーストラリア留学。 そこで僕は「日本ってすごいな!」って思うようになりました。 そんな風に思うようになった印象的な出来事を紹介します。

何かの機会でタクシーを利用することがあったんです。 そんでそのタクシーの運転手さんと会話が始まったんですね。 「どこから来たんだい?」的な定番の会話から始まり、僕はいつも通り「日本」と答えた。 そうすると、その運転手さんは目の色を変えて語り始めたんです。

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「そうか!日本なのか! この車はTOYOTA製なんだけど、実は20年くらい乗ってるのに1度も修理に出したことがないんだよ! 本当に助かってるんだ!ありがとう!」

言っておくけど、僕は世界のトヨタさんとは何も関係がない。 親戚がトヨタで働いているわけでもない。 関わりと言えば、就活の時に受けて、エントリーシートで落とされたくらい(笑)

なのに、運転手さんは僕に「ありがとう」と言ってくれた。

なんだか凄く嬉しくなって、僕はこんな風に思いました。 「TOYOTAすごい⇒日本のモノづくりすごい⇒日本すごい」と。 この他にもポップカルチャー、食文化など日本のすごさを思い知ることが多々ありました。 でも、この出来事が印象的だったこともあり、日本の大手電機メーカーに就職しました。 第一志望でした。

でも3年で辞めました。 その辺のことは別記事でも見てください。

参照:第一志望の会社を3年で辞めて、ネパールに住み始めた2015年を振り返ってみた

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途上国から見る日本社会はもう「死んでいる」

そんな僕ですが今は、アジア最貧国のネパールに住んでいます。 要は、THE「発展途上国」にいるわけです。 ここ、ネパールから今の日本社会を見たら、僕の思考は豹変しました。 「日本すごい思考」だった僕は、今「日本やばい思考」になっています。

日本は少子高齢化で経済成長の見込みがないから? ネパールは途上国で経済成長の見込みがあるから?

いや違う。そんな経済成長なんてどうでもいいんです。 日本の人達、日本の社会の現状。 これを見ていると、日本社会は「死んでいる」ように見えるからです。 そう思うことをいくつか紹介していきます。

(1)日本人の仕事に対する異常な悲壮感

まず思うのは、日本人の仕事に対する悲壮感。 これ本当に異常です。 よく言われる「サザエさん症候群」

日曜夜のサザエさんの時間になると翌日の仕事が嫌すぎて憂鬱になるってやつです。

みんな「仕事嫌だ―」とか言ってますね。 僕もサラリーマンを3年やってたんで気持ちはよく分かる。 確かに日曜の夜は、「サザエさん症候群」になってたし。 部屋にテレビなんてなかったけど(笑)

ここ、ネパールでは「仕事嫌だ」なんて言ってる人は一人もいません。 冗談抜きで見たことないです。 てか仕事嫌だって思ってる人はここでは仕事しないですからね。 嫌なものはしない。ごもっともすぎる! って考えると、日本人の仕事に対する悲壮感ってすごく異常なこと。 「家族がいるから」とか嫌なことをやる理由を家族に押しつけてるのかと聞くと、本当に残念。

(2)自殺、うつ病など精神的な病みっぷり

自殺、うつ病など精神的な病みっぷり。 これも本当に異常です。 日本は世界3位の経済大国です。 そのことはネパールの人もよく分かっていて、日本は出稼ぎの場所として有名。

日本では1ヶ月どのくらい稼げるのかってよく聞かれるし、俺も連れてけってよくお願いされます。 でも、「年間約3万人が自殺してるんだ」ってことを伝えるとびっくりされます。 彼らからすると意味不明なわけです。 だって、国も発展していて便利できれいでお金もたくさん稼げるのに、なんで自ら死ぬんだと。

ここネパールに住んでもうすぐ1年ですが、自殺者・うつ病の人のニュースなんて全く聞かない。 むしろ、どんなにお金がなくても毎日楽しそう。 そう考えると、こんなにもたくさん精神的に病んでいる人がいるってのは本当におかしい。

(3)自分の人生を生きていない「半死人」の異常な多さ

最後に思うのは、自分の人生を生きていない「半死人」(半分死んでいる人)の多さ。 会ったこともない他人の生き方や人生に口出しする人が多すぎです。 特に思うのは、最近の不倫バッシング。 僕ね、乙武さん大好きなんですよ。 だからこんなツイートを乙武さん宛に書いたんです。

@h_ototake 乙武さんも1人の人間だってことが分かって安心しました。クソ週刊誌の報道になんか負けないでください。乙武さんはこんなところでくじける人じゃないです。応援してます

— Kei K@ネパール (@Kei_LMNOP) 2016年3月24日

そしたら見知らぬ誰かからこんなツイートが続々と僕宛てに来たんです。

「あなたは不倫を肯定するんですか!」 「あなたは自分が不倫をされたら怒らないんですか?」 「あなたは乙武さんの奥さんがかわいそうだと思わないんですか?」

いやいやいや、ちょいと待ってよ。

まず大・大・大前提として、僕は乙武さん宛てにメッセージを書いたんです。 なのに、なんで全く関係ない人が間に入ってくるのか。 そこがまず根本的におかしい。まあそれは置いておいて。

人が不倫をするかどうかってのはその人の人生観であり、言わば生き方。 ってことは乙武さんが不倫をしたのは、乙武さんの生き方なわけ。 もっと冷たく言うなら、赤の他人の僕らには関係ないってこと。

ちなみにネパールではこんな諺があります。 「行きもしない村への道を訊くのはおやめなさい」。 要は、自分に関係ないことに首突っ込むんじゃないよってこと。 赤の他人の生き方に口を挟むだけでなく、バッシングするってマジで何様なの? てか暇なの?暇ならその時間をもっと自分の人生に使おうよ。 同じく不倫で世を騒がせたこの人が言うことは極めて正論です。

ゲス川谷さん「人の悪口言う前に自分の生活のこと考えたほうがいいと思います笑」 https://t.co/mCWOwZ9whw

— シャキーン速報 (@shakiinsoku) 2016年3月5日

人の生き方に口出しして、批判するような人は自分の人生を生きていない。 自分の人生を生きていないってことは心が死んで、身体だけ生きてる。 ってことは半分死んでるのと同じ。 そんな「半死人」が日本にはたくさんいるように見えます。

「日本すごい思考」よりも「日本やばい思考」になった今の方が幸せ

そんなわけで僕は「日本やばい思考」になりました。 でも、不思議なことに「日本すごい思考」だったときより断然幸せ。

それは人生で一番大事なことに気づけたから。 僕が思う人生で一番大事なこと。 それは「自分の人生を生きる」ということ。 これこそが「生きる」ということなんです。 日本社会は残念ながら死んでます。 仕事が嫌な人も、自殺するくらい病んでる人も、他人の生き方に口出しする人も。 みんな死んでるように生きている。 自分の心に反して。 周りの目や社会の固定観念にとらわれて。 自分の生きたいように生きてない。

でも僕らの人生って、そんな風に生きるためにあるわけじゃない。 本当にいつ終わるか分からない儚い人生。 だから周りの目を気にしたり、自分の心に反したことをして、死んでるように生きるなんてまっぴらごめん。

Live the life you love.Love the life you live. 自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ Bob Marley

1人でも多くの人が、自分の生きる人生を愛し、自分の愛する人生を生きれますように。

—————ここまで————-

「自分の人生を生きること」

これって現代はなかなかできてない人が多い。知らない間に人のための人生になっちゃってる場合が非常におおい。いやほんとうに。人の時間を生きてしまってることが多い。

だから「なんで生きてるんだ俺?」となり、自殺にいたることがある。でもそんな悲しい人生はないよなあ。

日本にいるとなんとなくそれが当たり前になっちゃうけど、海外から見るとまた違った視点になるんだろう。こういう広い視点で自分のいつ国を見るのはほんとうに大事だ。ぜひぜひ参考にして欲しい。

Keiさん、ありがとうございます!