会社役員になって半年で感じた個人事業主と法人経営の4つの違い

スポンサーリンク

引きこもりのくせに会社役員になったりしたプロ引きこもりのヒキコモリズム井上(@luckyman0302)だ。

僕は個人事業主として活動してる期間はそれなりなんだけど、やっとこさ会社役員になって半年くらいがたった。なので、実際なって見てわかった個人事業と会社役員の違いを、

  • 考え方
  • お金
  • 相性
  • 人間関係

の面含めて書いていく。もし考えることがあれば参考にしてみてね!

ひきこ
なって見ないとわかんないよね〜

会社役員と個人事業主のお金の面での違い

まずはみんな大好きお金の話をするよ。収入面、税金面などなどいろんな部分で。結論を言えばどっちもどっちだけど、僕は個人事業主の方が好きだなーと思った。

会社役員と個人事業主、どっちが儲かるの?

これね。会社役員ってお金持ちのイメージあるじゃん?でもこれは違うんだよね。僕は結論として、個人事業主の方が儲かるな〜っと感じた。額面として、ね。

これはその収入の形が違うから、仕方ないとは言え、好みの別れる部分だと思う。

会社役員は収入が決まっている

当たり前だけど、代表取締役だろうと、平取締役だろうと、会社という組織に雇われた(正式には経営を任された)社員なわけなの。法人は人扱いなんだよね。

つまり、役員は役員報酬でその1年に受け取る収入は決まってるってこと。また、役員報酬は年の途中で動かすことはできない。例えば年間数億円規模の売り上げを作っても、役員報酬が月50万円ならそれ以上はもらえない。残りは会社に留保される。

つまり、成績問わず変わんないってこと。使えない役員だろうと、使える役員だろうと収入に変動はない。これはサラリーマンと同じ。だから成果出ない人の方がお得だったりする。笑

よくドラマとかで会社経営者でめっちゃ金持ちな人ってなんなの?

あれはズバリ、株を持ってるかどうか?オーナーなのかどうか?だね。

株式会社の場合、正式にはその会社のオーナーは株主だ。株主が一番上なのね。で、この株主は毎年株主配当が出るわけだ。つまり役員報酬とは別途の「投資家」としての報酬。持ち株100%の経営者は、会社に雇われた役員でもあり、会社を支配する大株主(投資家)でもあるってこと。

この配当は利益がでかいとでかいし、上場してるのであれば株式を売却すればその時の時価に応じて現金化できる。よく上場した代表の資産が一気に膨れ上がるのは、代表が持ってる株式の価値がドカーン!と上がるからってこと。決して報酬が上がるわけではないんだ。

株を持ってない役員に入る収入は、役員報酬だけ

つまり株がない場合は「名前は経営者だけど実態はただサラリーマン」ということになる。ただの肩書きだね。あとはまあ、経費使うことができるとか、会社内権力とか経営に関しての舵取りができるっていうのはあるけどこと金銭面に関してはそんな感じ。

ひきこ
会社役員になったからめっちゃ稼げるなんてことはないよ!

個人事業主は全て自己裁量。自分の結果次第

逆に個人事業主は誰かに雇われるものではないので、収入自体は青天井。その代わり、結果が全てってことにはなる。給料ではく完全な成果報酬になるから。ただ、成果次第では結果でたら総取りできるからね。

その代わり0の可能性だってある。まあ、どっちもシビアな世界。ただ、結果だしたらその分欲しい!って人は個人の方がいい。会社役員の場合は会社の留保金だとかもあるので総取りはできない。

会社役員と個人事業主の税金の違い

税金面では会社役員の方が分配は上がりそう。会社役員の場合、給与所得になるので、給与面で控除が受けられる。それだけの場合は源泉徴収されるので、確定申告の必要はない。

僕のように個人事業主でもある場合は給与所得控除を受けつつの、個人事業主として合算して申告できる。例えば僕個人の会社があれば、僕は給与所得だけ受け取って、自分の法人からは給料を出さなければ個人所得は下げられるし、確定申告のめんどくささもない(普通のサラリーマンのイメージ)。

株を持つか、役付きであれば会社役員はいいね。

役員にもいろいろあって、平と役付きがある。

僕は平取締役で、いわゆる使用人兼役員。これは言ってしまえば現場でバリバリ仕事する人が役員もやってるよーってイメージ。つまり一社員的なイメージなんだよね。これが役付き役員だと、いわゆる経営のみって感じ。

よくドラマで広い個室で踏ん反り返って「専務、お茶をどうぞ!」とか秘書に言われてるのは役付き。こっちは現場で仕事することはない。その上株も持ってればなおいい。逆に株を持ってない代表取締役はいわゆる「雇われ社長」なので、言ってしまえば代表取締役という役割をこなす社員ってことになるね。

ひきこ
ぶっちゃけ、株も役もない経営陣って一般社員より圧倒的に大変で、でも処遇はそうでもないポジションとも言えるよ。やりがいはあるけどね!

決して会社役員やってるからリッチ…ってことはないのだ。

会社役員と個人事業主の人間関係の違い

さて、今度は人間関係。これは僕自身、どうにもなじめなかった。これは日本特有なのかわかんないけど、どうにもかしこまられるんだよね。縦社会に生きてる国だからかな?

今まで普通に話してた人が急に「井上取締役!」ってよんできた時とか、やたら敬語になった時は、

ひきこ
えwちょw俺なんかしたっけ?w

ってなった。お金の部分でもあるように、役員って本当に肩書きなんだよね。例えば上場企業オーナーだったらそりゃもうそうなるのもわかるよ。孫正義さんとかね。でも、一般社員が役員っていう肩書きくっつけただけだからねえ。

少なくとも僕はそのスタンスだった。

確かに僕の場合は無職→業務委託→役員というルートで一般的にはすごめに見えるかもしれないけど。いやーでも肩書きで人間関係変わっちゃうってうっすいなあ…と落胆したのを覚えてる。なんだろう、こういう人っていざお金も立場も失うと鼻で笑うのかな?って。笑

個人事業主はその点、年齢でなんか変わることあるけど、基本的に対等だから気楽。

個人事業主は自分の好き勝手にできる。会社役員はできない。

個人事業主って関わる人全般、選べる。しかも組織にいないから上下とかない。礼儀はあれども。嫌な人には「嫌です関わらないでください」って普通に言える。何か販売するにしても、自己裁量で選べる。仕事をお願いするひとも選べる。まあ、自由。

でも会社役員は「あくまでも組織の一員の中のひとり」でしかないので、組織の意思で動く必要がある。お客さんは自分の意思で選べないし、嫌な人に「こっちくんな」とも言えない。言いにくい。また個人プレーしすぎると組織として機能しなくなる。だからめっちゃ気を使う。

その代わり、マネジメントというものはしないとになるので、いい経験にはなるけど。いかんせん、プレイヤー思考の人は苦戦するだろうね。僕はまさにプレイヤー思考なので、苦戦しまくり。

ひきこ
軍師になる必要があるんだけど「俺が2人いれば…」とか「教育する時間があんなら俺がやったほうが早いし質がいい」と思っちゃう系の人は苦戦するよ。笑

ちなみに僕の口癖は「俺が5人いればいいのに」。マネジメント向いてなーい。

個人事業主と会社役員の考え方の違い

ここまでくると、もはや「考え方」から全く違うものになる。お金の面でも人間関係でも仕事面でも、全て変わる僕はサラリーマンだろうと経営に関わる立場だろうと個人事業主だろうと「自分株式会社」のオーナーとしてすべて全力でやるべし!と思ってる。そこに差はない。

でも、実際の業務上のスタンスだとか成果の捉え方などなど含めると全然違うなーと体感した。

会社役員は個を殺して会社という子を育てるイメージ

経営に携わると「俺がこうしたいからすんねん!黙っとれ!」は基本できない。それが理にかなってればいいとして、剛腕社長やひとり会社とは違って組織である以上いろんな大人の事情があるように感じる。また、優先されることは個<会社である。

当たり前だけど、会社役員だろうと、その収入の源泉は会社になるわけで、まとめると「会社のために全てがある」になるのね。会社を儲けさせるのが最優先。会社を守るのが最優先。まるで子育てだなーと感じた。自分の利を捨ててまで、感情を捨てても会社を守る。育てる。

そして、会社もそうだけどそこにいるお客さん(クライアント)も守る必要がある。会社に利益をもたらすのはお客さんなので、基本的に会社役員ってのは最上位にたつ中間管理職ってことになる。会社の利益最大化も考えつつの、でもお客さんのこともハンドリングしないといけない。

社員がたくさんいるなら、ESもとても大事になる。よもや他人のために身を粉にする感じ。例えば汚れ仕事だって「会社や社員やクライアントのためなら目に涙浮かべてもやる」ってことになる。

だって、会社潰すなんてできないでしょ。

ひきこ
だから、かなりシビアだなーって思うよ。経験値は爆上がりする。

会社役員は感情を殺す必要性がある

これは思ったんだけど、感情って本気で邪魔なんだよね。僕は元々は感情的な人間だけど、感情があんまり上下しなくなったもの。ってかそうじゃないとやってられない。経営者にサイコパスが多いってのはわかる気がする。

情で行動できないもん。そうなるしかない。

どんなにいいスタッフだろうと「使えなければクビ」をいいわたす必要性

僕はこれができない。だからたぶん、自分がやっちゃうんだと思う。先に書いた通り会社のために仕事するわけだから、それに必要ないというかいない方がいい人材は「どんなにいい人でも」足切りする必要がある。

そして、それをしっかり明言するシーンもある「え?なにしてるの?それでカネ出すとか無駄遣いだけど?」的なことを言わないといけない時もある。どんなにポジティブに言ってもわかんない人はいるんだよね。そんな人には恐怖政治的なことをしないとだったりする。

機械のように足切りしていく判断力が必要だし、未練とか持ってらんない。また、人に何かお願いするときは「飛ぶこと前提」で考える必要もあったりする。リスクヘッジとして。

ストレスMAXな仕事にも耐えるメンタル

一般社員だろうとなんでもそうだけど、組織に関わると確実にいわゆる汚れ仕事的な仕事をする場面が出てくる。どんな質の悪い人間を相手にする業務だろうと、ミスが許されない仕事だろうと、無茶振りだろうとケツ拭きだろうと、やるとなったらやりきる必要性ってのがある。

「仕事は楽しいものだ!」って考えはすばらしいんだけど、それはひとりでやるならの場合ね。組織になると確実にいろんなエラーがおこるのよね。ひとり商売とは全然違う。かと言って、エラーをほったらかしにすると、時間差でとんでもないことになったりするっていう。

その時にそれを解決する立場になった時に「クッソいやなことだけど無感情で遂行する」という軍人魂的なものを発揮する必要性はある

ひきこ
横領だったりクレーム処理だったり、経営上のミスだったりね。組織にはつきもの。サラリーマンだってそう。

個人事業主はとんでもなく気楽

なんせ個人だから。ひとり会社やってる人もそうだろうけど、組織で多くの人間だとか思惑がないだけに、自分がちゃんとしてればいいからね。感情むき出してもそれを理解してくれる人で囲めばいいし、それでもいい事業すればいいわけだから。

少なくとも他人とか組織などの「自分以外の誰か」のケツ拭きだとかはないでしょ。クレームだって、そういう要素ある人はそもそも相手にしなければいいんだもんね。

会社役員と個人事業主の向き不向きを判別する人間性の違い

たぶん、サラリーマンやってる人も、個人事業主やってる人も、人生で一回くらいは会社経営に関わるチャンスに恵まれるはずだ。ってか自分で会社作れば代表だしね。ひとり会社ならともかく、雇用するような規模でやる場合、向き不向きがあるよ。

ちなみに僕は圧倒的に個人向き。まあこのあたりは経験しながら変わるんだろうけど。僕も経験させていただいて変わった部分もあるし。

個人事業主に向いてる人

  • 全部自分でやりたいプレイヤー気質な人
  • 自分以外のミスの対応とかしたくない人
  • 成果を総取りしたい人
  • 気ままに自由にやりたい人
  • 情深い人
  • スモールビジネスが好きな人
  • お客さんを選びたい人
  • 誰かや何かに支配されたくない人
  • コミュ障

まとめると「自由気ままにやってたい人」だね。多くの人を束ねるのが苦手な人はきついと思う。とはいえ、いまはウェブとか使えば人に頼らずとも色々できるからねえ。

会社役員に向いてる人

  • 他人の力を借りて動かすことができる軍師タイプの人
  • 起こったミス全て受け入れるキャパのある人
  • 人の忠誠心を持ってもらう器量がありつつ、あくまでリソースの一部と割り切れる人
  • じっくり自分の会社という資産を育てられる人(会社のバイアウトがゴールだと思う)
  • ビジョンを語り、人を動かすことのできる人
  • 一人では到底できない事業計画のある人

人をやとう時点で、忠誠心を喚起させるカリスマ性は絶対必要だと感じた。これは従わせるってよりかは「ついていく!」って思わすというか。覇気のあるタイプは多いけど、家入一真さんみたいなタイプも含む。

あとは器のでかさはマジで大事だなーって。どっしり構えて、大きなビジョンを何年かけてでも達成するために尽力して、そこで起きた問題全てフォローアップできるみたいな。そんでどんな人でも受け入れる器量というか。

やっぱり人は金だけでは動かないんだよね。だから僕が関わってた会社の代表はすげーなって本気で思った。僕はビジョンを語れないし、ああいう覇気はない。

ひきこ
なんせヒキコモリズムは人を惹きつけるどころかできるだけ人と関わりたくないもん。笑

会社役員はやりがいはすごいあるけど、覚悟が必要

これは僕が個人事業主向きだからってわけではなく、実際本当にこの立場って大変だと思うよ。

責任ある立場だし、ひとりの命でもないわけだし。でも、どんなにでかい成果出してもそれは自分のものにはならないわけだよ。株を持たない役付きでない役員は「一般社員に毛が生えたもの」という認識で間違いない。責任だけ重くなった一般社員って感じ。

それでもやりたい!って思えるレベルのモチベーションがないと続かないんだろうなーって感じた。また、代表として会社起こすにしてもそう。「なんかかっこいい」とか「お金持ちになれそう」ってノリでやるのはよくない。イメージと現実はちゃうやで。

でも、これは経験したけど人当たりは変わる。なんか、やたら持ち上げられる。そういうチヤホヤ好きな人はいいかもね。僕は心から気持ち悪かったけど…。

自由に、自分の思うがままの絵を書いていきたい人は個人でやる方がいいよ。この記事が今後の進路で迷ってる人のためになればうれしいなと。ちなみに僕は会社役員になってよかったなって思ってる。こんな経験ができるのはありがたいことだなって。

ひきこ
何事も経験だけど、やっぱり僕は一人で家でやってるのが向いてるなーと実感。組織ワークはそれはそれで面白いけどね!
やっぱり僕は在宅でしこしこ書いて稼ぐ方が向いてるよ。引きこもり最高やで!